「神様の裏の顔」

この間帰省しました。

 

私の帰省の楽しみといえば、地元にある大型書店で本を何時間も物色すること(住んでいる所に大型本屋がない)

 何も読めていない不満を解放するかのように何冊も本を買います。大型本屋は素晴らしいですね!

 

今回買ったのは、

・二宮敦人さん著

「最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常」

・井堀利宏さん著・カツヤマケイコさん画

「大学4年間の経済学が漫画でざっと学べる」

・成冨ミヲリさん著

「絵はすぐに上手くならない」

 そして、藤崎翔さん著「神様の裏の顔」です。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

神様の裏の顔 (角川文庫) [ 藤崎 翔 ]
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「神様の裏の顔」は

去年、本屋のレジ横に特設スペースを設けてアピールされていたのが目に留まり、ミステリー小説だと分かった瞬間から気になっていたのですが購入まではせず。。

 

その時はミステリーに飢えていなかったもので(有栖川有栖さんの小説を再読しまくっていた)

今回帰省時にミステリー養分が足りていなかったので、ついに買ってみました^^

 

さっそく読んでみた感想ですが、
いやー!どんでん返しが圧巻でした!

 

■ストーリー

神様のような人柄で多くの人から慕われていた元・教師の坪井が亡くなった。しかし彼の通夜に集まった参列者たちからは坪井に対する不穏な疑惑が次々と出てくる。はたして彼は聖者なのか?それとも極悪人…!?

 

■感想!

基本、何でも騙されれ私ですがラストに明かされる事実には「いやぁ、おかしいとは思ってたんだけどネ!」とか負け惜しみを言いつつ、まぁ結局騙されました( ・ д ・ )

 

個々のエピソードからジワジワと故人である坪井の本性が見え隠れするのに興味を鷲掴みされて一気読みしました。幸せ。

 

藤崎さん、これが処女作なのでしょうか?

文章がとても読みやすく次へ次へとズイズイ読ませる魅力に溢れたこの作品には驚きました。

これが元・芸人さんの言葉選びのパワーなのでしょうか。発想が豊かで思わず文章に引き込まれてしまいます。

 

「サラッと読めて、どんでん返しを味わいたい!」とか

「新しいミステリー作家を開拓したい」という人にオススメです。

 

本格ミステリーが良い」、とか「重厚感が欲しい!」という方には不向きかも。

でも気軽に読めるお手頃ミステリーという感じで、幅広い人に薦められる小説なのは間違いないです。

病院の待合時間とか旅行の隙間時間などに読めると思います^^(あ、でも短編集のほうがいいかな)

 

2018年1月現在、藤崎翔さんは「神様の裏の顔」の他に2作品出版されています。

 

2作目が「殺意の対談」で3作目が「お隣さんが殺し屋さんです!

 

こちらも、読んだら感想を書きたくなると思うのでまた紹介しようと思いまーす。

 

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